こんにちは!
3歳の男の子を育てながら、
英会話スクール運営とバイリンガル育児アドバイザーをしています知佐ぽんです!
映画アナと雪の女王2 レビュー
いつもはおうち英語・ならびにバイリンガル育児に関する発信をしていますが、
本日は映画レビューをしたいと思います☆
今年の1月に公開されたアナ雪2
皆さん見られましたか?私は義妹と息子と3人で見に行きました!
息子にとっては3歳ちょうどでの初の映画デビューでした!
アナと雪の女王2のレビューを下に書きますが、ネタバレも含みますので
それでも良い方のみお進みください。
アナ雪2を見た感想を一言でいうと
これは聖書的なお話ですね
ということ。
聖書的な話だからこそ・・・
あの姉妹の父を殺したのは、姉妹の母
だと私は感じました。
どうゆうことかと言うと、
新約聖書を理解するための2つの前提として、
①罪を贖うのは人間の血と死。
②罪は遺伝する
という考え方があります。
(ちなみに、旧約聖書の時代は動物の血と死で事足りたので
羊とか山羊を絞めればそれで良かったけど、新約聖書からは人じゃないとダメ。
イエスキリストは人間の罪を贖うために自ら生贄となり死を選択しました。)
その前提を踏まえた上でこの物語を見ると本当に面白い!
エルサとアナ姉妹の祖父は、とある罪を背負っていたのね。
聖書的には罪は遺伝子の中に存在して遺伝してゆくものなので、当然姉妹の父の中にも罪があったわけ。
つまり、父は罪人。
で、その罪を滅ぼすために、母は父を殺さなきゃいけなかった、と私はそう感じた!
なぜなら
父が生きている限りエルサやアナの中にも罪はあり続けるので、
言葉は悪いけれど生贄として父を捧げることで、
アナとエルサの中から罪を消して、
完璧な姉妹が、新しい、罪のない国を築かせる、
そんな狙いがあったと考えられます。
また、最後のオチも興味深い!
どんなオチかというと、
「アナとエルサ自身が精霊だった!」
ということ!
もう聖書的すぎて難解なゾーンですね。
日本人的には精霊とか言われても
「はぁ?」
って感じだけど、
キリスト教の考え方ってか、真理には、
①キリスト ②天地創造の神 ③精霊
この3位が1セットで神様の実体なんだ!
っていう三位一体説ってのがあるんだけど、
その説で言うところの三位の中の一位の精霊としてアナとエルサも組み込まれている、って事ね!
(ちなみに「位」っていうのは神格を数える単位)
うわーーー
自分で書きながら、自分に突っ込み入れるけど、
非クリスチャンと言うか、未クリスチャンの人にはますます不可解な記事になってきたぞ!
とにかく、
このアナ雪2を見ながら、
「聖書っぽいなぁー」
となんとなく感じてたから、
最後の精霊のオチでもう、この物語は聖書の影響受けていることを確信しました。
物語のモチーフとしてアメリカ建国神話が入っている
また面白い事に、ストーリの中に、アメリカらしいポカホンタスの神話も入ってたね。
ポカホンタスの話は知っている人も多いと思うけど、
平たく言うと、
被支配民の女が支配民の男に惚れて結ばれる
っていうお話。
2つの民族が平和的に民族が融合、繁栄したんだから、
植民したのは支配なのではなくて、神の思し召しなのだーー!!
ハレルヤー!!
的なそんなお話。
なのでアメリカ建国の正当化のためにポカホンタスのモチーフは、
色んな作品でくりかえし使われてきたんだよね。
だから、
アナ雪2!
お前もかーーーー!!!って感じ。
アメリカのナショナリズムが高揚するとポカホンタスの神話がモチーフとして利用されやすい、
って卒論を書いているときに、どっかの論文で読んだけど、(チサぽんの研究分野は19世紀のアメリカ小説でした)
ちょうどアナ雪2はあのトランプが当選したアメリカ大統領選の時に制作してたはずだから、その通りね!
色んな意味で楽しい映画だった!
DVD絶対に買う!
ちなみに一つ大切なことを言うと・・・・・
(DVD予約開始されています↑)
キリスト教について偉そうに書いていたけど、チサぽんはクリスチャンではなく、自分なりに勉強しただけです。
海外の様々なバックグラウンドや宗教を持つ人々と交際するには、
彼らの最も大切にするものに対しての理解とリスペクトを備えずして、信頼関係が築けない・・・
ということが骨身にしみるような経験が何度もあるので、自分なりに学んだ、っていうか学ばざるを得ない環境にいた、ってだけです。
なので、間違った理解があったら、間違っているよ、と隣人を愛する心で教えてくださいね。
そしたらとても勉強になりますヽ(^o^)丿