数学の極意を超優秀な友達に聞いた・中国の受験制度

 

こんにちは!
いつも元気でハッピーな知佐ぽんです!

本日は昨日のこちらの記事の続編で、また”算数”
についてのお話です!

 

中国に留学していた時の親友が凄い奴だった

 

知佐ぽんが自慢できる事のうちの一つに
やたらと優秀な友達が多い、というのがあります!

 

知佐ぽんは大学2年の時に1年間、中国は上海にある
国立大学の、復旦大学という大学に
交換留学していました。

 

中国に詳しくない限り、復旦大学と聞いても
あまりピンと来ないと思いますが、
中国では超名門中の名門で、日本でいうところの
京都大学みたいな感じだと思います!

 

なので、周りの中国人の学生が超優秀でした!

 

けれども・・・私が留学中に一番仲が良くて
一緒に日本語⇔中国語の言語交換をしていた
友達(以下Zちゃん)はその中でも群を抜いて
優秀でした。

 

出身地を聞いただけで、優秀決定!

 

Zちゃんは上海市より少し南にある
浙江省の出身でした。

 

浙江省は下の地図の赤い所です。

 

 

中国の大学受験システムを知っていれば
浙江省出身の復旦大学の学生、と聞くだけで
もう超優秀だとわかります。

 

日本だと受験生の学力順で合格が
決まるのですが、中国だとその受験生の
出身地によって合格基準点が変わるのですね。

 

例えば、上海にある大学に以下の出身地の
学生が受験すると実際の合格点は(例えると)
こうなります。

A 上海  50点
B 北京  60点
C  浙江省(←Zちゃんのケース)120点
D   チベット 10点

 

その点数の不平等の理由なんですけど
それは都会への人口の流入を防ぐためです。
大都市はただでさえ人口過密状態なので
特に人口の多い地方都市の人は都会に来ないで
下さい、ということです。

 

Zちゃんの出身の浙江省は
現在は人口5400万人でめちゃ多いです。
どれくらい多いかと言うと
日本の首都圏(茨城、群馬、山梨含む)
の人口で3800万人なんですからめっちゃ多い!

 

なので、そもそも浙江省の人が上海の大学
に出てくること自体が難しいのに
ましてや国立の名門なんて普通は無理ゲー
なんです。

 

そして国立大学は1校しか受ける事が
出来ないので、もう絶対合格間違いない
所で、復旦大学を受験したのです。
(本当は北京大学を受けたかったとの事ですが)

 

日本だったら多少理想が高くても
一年目ではチャレンジって事で
実力以上のところを受けたり出来ますが、
そこは中国。高校はその年の合格実績などの
学校運営上の体面を重んじるので、
そもそも不合格しそうな大学を受験させて
くれません。

 

どうです?ヤバいですよね!

 

東大生になったZちゃん

 

Zちゃんとの言語交換は
私が中国に留学に行ったその月から
始まりました。

 

Zちゃんもその時日本語学科に
入学したばかりで、まだ
五十音も習ったばかりの時で、
私が「な」や「む」の書き方を教えてあげて
いました。

 

ところが6か月もしないうちに、

 

私の中国語とZちゃんの日本語能力は
同じくらいになってしまいました。(´;ω;`)

 

一応私は小学生の時から幾度となく
中国に行っていたし、高校の時も中国人の友達と
中国語で話していたのに・・・・・

 

水戸黄門の歌の2番に

 

『あとから来たのに追い越され~♪』

 

というのがあるのですが、まさにその通りでした。

 

Zちゃんは、頭が良いだけではなくて
超美人で、性格もよくて、ユーモアもある
私から見たら超完璧な人でした。
というか、誰から見ても完璧だとおもう笑

 

神は彼女に二物も三物も与えた!って感じ!
(一方、私は汚物を与えられた感じ・・・苦笑)

 

なので多少悔しいなと思ったけど、
そんな人と仲良くなれたことが
知佐ぽんの大きな誇りでした!

 

そしてZちゃんは卒業後は、数々の
日本の優良企業や中国の国家機関に
内定を獲得しつつも、
東大の大学院生になる道を選びました。

 

Zちゃんの一番の得意は数学

 

ちなみにここまでが前置きです。
長くてごめんなさい!

 

Zちゃん色んな才能があったのですが、
一番の才能は数学でした。

 

Zちゃんは高校時代に浙江省の学生の中で
数学で1位を取ったことがあるのです。

 

クラスで1位とかじゃないですよ!

 

日本の首都圏の1.5 倍の人口がある
中国の省の全高校生の中での1位ですよ!

 

ヤバいですよね!

 

Zちゃんにどうしてそんなに数学ができるか、
と聞いた事がありました。

 

そしたら、Zちゃんはとにかく親に数を数え
させられていてからだと思うと言っていました。

 

具体的なものを数えるべし、
といったうちの夫と大体同じ事を言って
いました。

 

で、Zちゃんが小さいときにやってきた事を
ご紹介します。

 

 

1 トンネル

 

家族旅行に列車で行った場合は
道中でトンネルを何回くぐったか目的地に着いたときに、
必ずお母さんに確認されたそうです。

 

途中でぼーっとしていたら、数え忘れて
しまうので、集中力のトレーニングにもなった
と言っていました。

 

そうゆうの辛くない?眠くならない?

 

と聞いたら、旅行に行くときは
トンネルを数えるものだ、という
常識ができちゃうと、逆にトンネル何個
自分がくぐったのか気になって仕方なくなる
との事でした。

 

フェチの世界ですね。

 

 

2 小豆

 

お母さんが小豆を握って、テーブルに
バーっとバラまいて、
すぐに、その小豆を回収しちゃうのです。

 

そして
「今の小豆何個だったと思う?」
という問いに感覚で答える、

 

という事をやっていたそうです。

 

これは結構楽しそう!

ただ、正解しなかったら
「はぁ?」
とお母さんから厳しめに叱られたそうです。

 

その度にお父さんが間に入って
「そんなに厳しくするなよ!」と言ってくれた
そうです。

 

この小豆のゲームって七田式の
ドッツセットと似てるね

 

むしろ、七田のドッツセットよりも
Zちゃんのママの小豆ゲームの方が
時代的に先だから、
七田のドッツのほうが小豆ゲームに
”似ている”って言わなきゃダメだね。

 

というか、Zちゃんのママも職業的に
数字を扱う人なので、数のセンスを
養うには何が一番なのか把握していたんだね。
だからこそのトンネルと小豆っていう
ゲームを思いついたのね。

 

Zちゃんのお父さんもお母さんも
すごく素敵な人なのです。

機会があったらZちゃんの家で旧正月を
過ごしたことについても書きたいな!